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暫定Cok*日記
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今日ふとMTVを見ていて思ったけれど、音楽界の中には、「ミュージシャン」と「アーティスト」と「ヴォーカリスト」(ギターならギタリストという具合)が居るんだなーと思った。前に「ミュージシャン」と「アーティスト」がいるな、というような日記を書いた事があるけれど、「ヴォーカリスト」なんてのもいるなと思う。

今のヒムチは、少なくともわたしにとって「アーティスト」だけれど、BOΦWYのヒムチは「ヴォーカリスト」だったと思うし、現在巷であふれている多くの歌を歌う人たちは、どれだけの人がミュージシャンなりアーティストになり成り得るのだろう。

簡単に考えるならば、ドラクエあたりの転職システムなんかをたとえにすると、賢者になるにはまず何か専門職をマスターしなければ転職はできない。いっそくとびに、最初から賢者なんて職にはつけないのだ。同じように、まず「ヴォーカリスト」は「ヴォーカリスト」を、「ギタリスト」は「ギタリスト」って職をマスター(ドラクエでいうなら)しなければ、いっそくとびに「ミュージシャン」なり「アーティスト」なりをまっとうはできないんじゃないかな、とか。

でもそれはあくまで努力型普通人の法則であって、物事には何事も例外ってやつがある。それがいわゆる「勇者職」ってやつで、まあ最初っから勇者である場合もない場合もあるけれど、それはそれとして、やっぱ普通人とは違う、別なもの(主人公になりえる才能)を持っていると言わざるを得ない。

その部分の解釈はおそらく人によって分かれるのだろうが、わたしにとってはやはり少なくともヒムチは「勇者タイプ」ではなく、どちらかといえばストイックな努力型普通人だ。だからこそ、「ヴォーカリスト」をマスターして、次の「アーティスト」という、新たなレベルゼロからのスタートを踏みだしたのだと思う。

ただ、これがドラクエのようなゲームならいざ知らず、現実のリアリティの中でドラクエで言うところの賢者だとか魔法戦士だとかにステップアップを図るのは、実際かなり容易ではない。すること自体は簡単でも、またゼロからのスタートを切って、再びその新たな別職をマスターするとなるとやはり困難と言わざるを得ない。

現状の例えば「J-POP」なんて世界観において、いわゆる前職とされる「ヴォーカリスト」だとか「ギタリスト」だとか「ベーシスト」「ドラマー」云々なんて括りが話題となることは正直一般のレベルではきわめて少ない。いっそくとびに誰もが「アーティスト」だし「ミュージシャン」だ。せめてプロとアマの線引きとしてのコトバ選びの中で、いざ「ミュージシャン」と呼ぶその範囲はあまりにもピンキリだろう。今の時代、アイドルだって歌を歌えば「ミュージシャン」の仲間入りなのだし。

どんな形にも正解なんてないのだろうから、わたしには巷で良しとされる事もダメだと批判されることも、また取るに足らないと見過ごされていくことも、どれが最良の形かなんてまるで想像もつかない。しょうがないから独自の取捨選択を繰り返してはいるけれど、もしかするとそれすら一時しのぎなのかもしれない。

最近の「ミュージシャン」を含めた音楽界とゆーのは、どうも「ヒムロ氏」を見て育ってしまったわたしにすると、生ぬるく感じてしまっていけない。かくいうわたしは、「なまぬるーい感覚」が決してキライではないのだが(おそらくむしろ好きだと思うんだけど)、なんか「それで、どうしたいの?」とつい疑問符をなげつけたくなってしまう。一昔前に流行ったゆとり教育を見直そうみたいな(現在もあるんだろうな・・・)、「リレーではみんな手をつないで走って、みんなで同時にゴールします」とゆーのを思い出します。例えばグループ内にすんごーい歌の下手な子がいても、その子も「ミュージシャン」だったりとかって「え?」とか思わないですか(笑)。

BOΦWY時代を思うと、わたしにはBOΦWYメンバーの全てが「自分はヴォーカリストだから」「ギタリストだから」というような明確なスタンスを持ってたように思える。ある意味でのプロ意識なのかもしれないけれど、自分の必要枠と目的意識がすごくはっきりしていて、その中で出来る最高のものを作ろうという意志がよく伝わってきてた。とくに後半はそれがすごく強いように思えるし。

そうすると、つきつめて各役割をマスターしたら、次はどこへ行くのってやっぱり次の段階(ドラクエでいう賢者とか勇者とかのステップアップ転職系)だよな、って。わたしはいつも、BOΦWYの解散ってのを思う時は、内部事情なんて知るよしもないし、向こうが明らかにしたくないって言うならそういうスタンスで飲みましょうという事で、公に見えてる事だけで解釈すると、そこへ行き着いて納得する。たぶんみんな(少なくともヒムチとホテさんは)、勇者って職を選んだんだろうね(笑)。

だけど現実問題で、自分たちがポップだとか聞きやすいとか、「いいな」とか「楽しい」とか思うのって、新しい時期っていうか、ゲームでいうならやり始めをプレイしてる人が一番数が多いみたいな。だからみんな、スライムは知ってても、メッサーラとかは言われてもわかんない(笑)。結局、持続してレベル上げてボス倒す頃には、どういうわけかプレイ人数は減ってるし、気付いたら他のゲームやってんのかよーとかね。ポプュラリティーってだから、いろんな側面から成っていたりするから、提示する側からすればある意味で簡単で、ある意味で難しいって思うよね。セオリーにのっとれば確実なんだろうけど、それって単純軽作業となんら代わりないもの。

あーだから、ヒムチのアーティストとしての美学ってやつはとてもロジカルだなって思うんだ。
で、グレイはどうなりたいのかな、って少しだけ思うよね。
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